みなさんの周りに、人脈が広い人はいるだろうか? 特に経営者の中には、信じられないほど人脈が広い人がいる。ビジネスでは「人脈が大事だ」と言われるが、人脈が広い人はどのようなメリットを得られるのだろうか? 今回は、人脈が広い人が得られるメリットや人脈が広い人の特徴、人脈を増やすコツを徹底的に解説していく。

鈴木 裕太
鈴木 裕太(すずき・ゆうた)
横浜国立大学在学中に中小企業診断士を取得(現在は休止中)。Webメディアの立ち上げ〜売却に携わり、SEO対策をはじめとしたWebマーケティングを幅広く経験。現在はビジネスの分野に特化したライター業と、他社のメディアサイトの立ち上げ支援を行っている。また、情報サイト”BizLabo”の運営も行っており、会社経営に役立つ知識・ノウハウを伝えることにも力を入れている(月間1.5万PV:2020年1月時点)。

目次

  1. ビジネスにおける「人脈が広い」の意味
  2. 人脈が広いことで得られる3つのメリット
    1. 1.仕事のチャンスが増える
    2. 2.困ったときに助けてくれる人が増える
    3. 3.深く広く知識を増やすことができる
  3. 人脈が広い人の5つの特徴
    1. 1.行動力がある
    2. 2.コミュニケーション能力が高い
    3. 3.連絡がこまめ
    4. 4.他人への配慮を欠かせない
    5. 5.物知り
  4. 人脈が広い人になるためのコツ5選
    1. 1.さまざまな場所に顔を出す
    2. 2.趣味や知識を増やす
    3. 3.会う相手の情報を調べておく
    4. 4.個性を意識する
    5. 5.頻繁にやり取りを行う
  5. 人脈づくりは労力がかかるが有益

ビジネスにおける「人脈が広い」の意味

人脈が広い人の特徴やメリットとは?人脈を増やすコツも解説!
(画像=jackfrog/stock.adobe.com)

「人脈」とは、同じ組織や業界の中で主張や利害が一致している人とのつがなりを表す言葉だ。簡単に言うと、自分と仕事内容が類似または関連していて、何かしらの利益につながり得る人間関係である。つまり、ビジネスにおいて「人脈が広い」とは、今後自分の仕事にとってプラスの効果をもたらす人間関係を多く持っていることを意味する。

仕事に関係のない友達が多いだけでは、ビジネスにおいて「人脈が広い」ことにはならないので注意したい。ただ仕事に関係のないと考えていた友達でも、思いもよらぬところで仕事のつながりができる場合もある。その人の人柄魅力を感じるか、その人の会社に興味があるかなど常に考えておくことがよい人脈を逃さないコツになるだろう。

人脈が広いことで得られる3つのメリット

「人脈は大事」と言われるように、人脈が広いとビジネスではさまざまなメリットがある。ここでは、人脈が広いことで得られるメリットを3つ紹介する。

1.仕事のチャンスが増える

人脈が広いことで得られる最大のメリットは、仕事のチャンスが増えることだ。たとえば経営者の知り合いを増やすことで、新規顧客や取引先を紹介してもらえる機会が増える。また、自社の事業内容や商品に興味を持ってもらえて、その経営者自身が新しい顧客や取引先になってくれるケースもあるだろう。新規の顧客や取引先が増えれば、それだけ売上や利益の増加が期待できる。

「人脈は金脈」と言われることもあるくらい、業績を伸ばす上で人脈を広げることは非常に重要だ。

2.困ったときに助けてくれる人が増える

人脈が広いことは、業績拡大だけに役立つわけではない。人脈が広いということは、困ったときに助けてくれる人も多いということだ。たとえば、今後海外進出を目指しているとしよう。海外市場は、日本とは文化や言語、慣習などあらゆる面が異なるため、日本でのマーケティングや経営戦略が通用しない可能性が高い。

また、海外市場の情報はネット上にはあまりないため、自社だけでは海外進出に向けた有効な戦略を立てにくいはずだ。しかし人脈を広げておくと、海外進出の経験や知見が豊富な人からアドバイスをもらえるかもしれない。ビジネスでは自社だけで解決できない問題が生じることも多いため、人脈を広げてあらゆる事態に備えておくことは、賢い戦略と言える。

3.深く広く知識を増やすことができる

広い人脈を持っていると、他者との交流によって深く広く知識を増やすことができる。たとえば、上場を経験した経営陣と接点があれば、上場する際の苦労話や注意点など、上場に関する深い知識を吸収できる。また、幅広い業種・業界と接点がある人と知り合いになっておくと、あらゆる業界の最新情報をいち早くキャッチできる。

自社の人間だけで事業を行おうとすると、どうしても過去の成功体験にとらわれてしまう。また、同じ考え方や価値観、能力を持った人が集まる傾向があるため、発想や物の見方に偏りが生じやすい。広い人脈を持てば、自社内の人材とは異なる考え方や発想を自社に取り込むことができる。場合によっては、ビジネスを飛躍させるヒントを得られることもあるだろう。

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人脈が広い人の5つの特徴

同じ業種の経営者でも、人脈が広い人とそうでない人がいる。この違いを生むのは、いったい何だろうか?この章では、人脈が広い人が持つ5つの特徴を解説する。

1.行動力がある

人脈が広い人の多くに当てはまる特徴の1つは、行動力が高いことだ。人脈が広い人は、見込み客を獲得するための展示会やセミナーはもちろん、経営者が集まるパーティーや他業種との交流会など、あらゆるイベントに積極的に足を運ぶ。また「面白い」「興味がある」と感じたことには、リスクを恐れずすぐにチャレンジする人が多い。

「人が集まる場所には積極的に顔を出す」「良いと思ったら即行動」といった特徴を持っているため、人脈が広い人は自然と人脈が広がっていくのだ。

2.コミュニケーション能力が高い

人脈が広い人は、基本的にコミュニケーション能力も高い傾向がある。ここでいうコミュニケーション能力とは、「相手に配慮する能力」という意味だ。たとえば、商談では商品・サービスの説明だけでなく相手の悩みやニーズを聞き出したり、まったく関係のない趣味の話題も積極的に取り入れたりすることで、相手が心地よく会話できる状況を作り出すことができる。

また人脈が広い人は、適度なタイミングで相づちを打ったり、質問をしたり、状況に応じて臨機応変に話題を変えたりする能力も高いことが多い。相手を第一に考えてコミュニケーションを取れるからこそ、良好な関係を長く保ち続けることができるわけだ。

3.連絡がこまめ

連絡がこまめなことも、人脈が広い人に見られる特徴である。仕事上の連絡において、人脈が広い人は返信が早かったり、まめに連絡をしたりする傾向がある。また人脈が広い人は、そこまで関係性が深くない相手に対しても、何かにつけて連絡をすることが多い。たとえば、Facebookでつながっているだけの経営者に対しても、誕生日のメッセージや新年のあいさつを欠かさないといった具合だ。

最初は関係性が深くなくても、こまめに連絡を入れることで相手の記憶に良い印象が残る。その結果、将来のビジネスチャンスや思わぬサポートを得られることがあるのだ。

4.他人への配慮を欠かせない

コミュニケーション能力や連絡のマメさと関係するが、他人への配慮を欠かせないことも人脈が広い人に見られる特徴だ。アポを取る際に相手のスケジュールを優先したり、適切な距離感を持って相手と接したりするなどの配慮は、人脈が広い人の多くが実践しているはずだ。たとえ優秀であっても、自分中心で相手のことを考えない人間には、誰も近寄りたがらない。

ビジネスの機会やサポートを他人から得たいなら、配慮を持って接することで「この人とは仲良くしたい」と相手に思ってもらうことが大切だ。

5.物知り

自分の仕事に関する知識しか持っていないと、初対面の人と仕事や趣味の話で盛り上がりにくい。すると浅い関係(顔見知り)で止まってしまうため、ビジネスをサポートしてもらえるような人脈にはならないだろう。一方であらゆる分野に関する知識を幅広く持っていると、初対面の相手でも他業種の経営者でも、趣味や相手の専門分野の話で盛り上がることができる。

すると、深い関係性に発展しやすい。物知りであるほど多くの人と共通の話題を持てるため、結果的に人脈が広がるわけだ。

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人脈が広い人になるためのコツ5選

たくさんのメリットがあるため、経営者ならば人脈を広げたいと思うだろう。では、人脈を広げるには何をすればいいのだろうか?ここでは、人脈が広い人になるための5つのコツを詳しく解説する。

1.さまざまな場所に顔を出す

人脈を広げるには、人と会う必要がある。そのため、自身のビジネスにとってプラスになりそうな人がいる場所には、できるだけ顔を出すようにしたい。理想は、管理職以上が集まる交流会に参加することだ。管理職以上の人は能力が高く、人脈も広い人が多いため、接点を持つことで自身のビジネスにとってプラスになる可能性が高い。

特に自社の商品・サービスを利用してくれる可能性が高い相手(見込み客)が集まる場所には、重点的に顔を出すようにしよう。

2.趣味や知識を増やす

人と出会っても、共通の話題がなければ関係性を深めることは難しい。交流する相手と共通の話題を持つことができるように、日ごろから趣味や知識は増やしておきたい。他業種に関する知識だけでなく、ゴルフやお酒といった本業に関係ない趣味も共通の話題になることが多いので、身につけておこう。

3.会う相手の情報を調べておく

相手と共通の話題を持つためには、会う相手の情報を前もって調べておくのが効果的だ。たとえば相手のSNSアカウントを探し、そこから普段の 生活や趣味を調べる方法が考えられる。相手の趣味嗜好を見つけることができれば、会ったとき共通の話題ですぐに盛り上がるだろう。会う相手の情報を下調べすれば、相手に配慮したコミュニケーションを図ることもできる。

相手に心地よく話してもらうことで、深い関係性に発展しやすくなるのでおすすめだ。

4.個性を意識する

交流会などに積極的に足を運ぶのは良いことだが、自分のことを相手に覚えてもらえなければ意味がない。そもそも交流会に出席している人は、普段からたくさんの人と接している。よほど記憶力が良い人でなければ、大半の人のことは忘れてしまうだろう。相手に自分のことを記憶してもらうためには、個性を意識することが重要である。

しかし、覚えてもらうためなら何をしてもいいというわけではない。ビジネスマナーを無視したくだけた言葉遣いや、奇抜な服装によって個性を発揮しようとすると、悪い印象を持たれてしまう。たとえば身に着ける時計やネクタイなど、ちょっとした部分にこだわることでも個性を発揮することはできる。常識の範囲内で、さりげなく個性をアピールしよう。伝わる人には、伝わるはずだ。

5.頻繁にやり取りを行う

個性をアピールして、その場では強烈なイメージを植え付けることができても、連絡頻度が少ないと段々印象は薄くなっていくものだ。長期にわたって人脈が広い状態を保つには、つながった相手とは頻繁にやり取りを行いたい。会った直後のお礼や新年の挨拶だけでなく、相手の誕生日やシーズンごとに連絡を入れておくと、相手は自分のことを覚えていてくれるものだ。

人脈づくりは労力がかかるが有益

人脈が広いと、ビジネスのさまざまな場面で恩恵を受けることができる。しかし人脈の構築は簡単ではなく、こまめな連絡や相手を配慮したコミュニケーションといった努力が必要だ。一見無駄に見える行動を自然にできるようになれば、「人脈が広い人」の仲間入りを果たせるだろう。

文・鈴木 裕太(中小企業診断士)