フィンテック市場が世界で拡大する状況が続いており、日本の株式市場においてもフィンテック関連の事業やサービスを手掛ける企業への関心度が高まっている。この記事では国内のフィンテック関連銘柄を厳選して紹介する。

目次

  1. フィンテックとは?
  2. 国内フィンテック関連銘柄10選
    1. CAICA(2315/東証JASDAQ)
    2. ラクーンホールディングス(3031/東証1部)
    3. ロードスターキャピタル(3482/東証マザーズ)
    4. フィスコ(3807/東証JASDAQ)
    5. マクアケ(4479/東証マザーズ)
    6. メタップス(6172/東証マザーズ)
    7. マネックスグループ(8698/東証1部)
    8. キャピタル・アセット・プランニング(3965/東証2部)
    9. ブイキューブ(3681/東証1部)
    10. タスキ(2987/東証マザーズ)
  3. 市場規模の拡大は引き続き継続

フィンテックとは?

市場規模拡大中!国内フィンテック関連銘柄10選
(画像=AndSus/stock.adobe.com)

フィンテック(Fintech)とは「Finance(ファイナンス)」と「Technology(テクノロジー)」をつなげた造語である。インターネット技術やブロックチェーン技術、AI(人工知能)技術などを駆使し、既存の金融システムに革新を起こすことを指す。

昨今フィンテックの市場規模は拡大しており、国内でもスマホを介した個人向けの資産運用や資金調達、決済などのサービスが提供されている。

2020年は新型コロナの影響で経営が悪化し、資金繰りに頭を悩ませている中小企業や個人事業主も多いだろう。しかし、ここでも「フィンテック」は存在感を見せ始めている。

融資を受ける際にフィンテックを活用したサービスを利用すれば、人との接触なしにオンライン上で融資の手続きを済ませることもできる。また、新型コロナによってECでの消費も増加傾向にあり、決済サービスなどを利用する機会が増えているのも事実だ。

フィンテックはキャッシュレス決済を推進している日本はもちろん世界においても、今後ますます注目される分野であることは間違いない。

国内フィンテック関連銘柄10選

前置きはこのくらいにして、ここからは日本国内のフィンテック関連銘柄10選を紹介しよう。

※各見出しの()内は銘柄コードと上場している株式市場

CAICA(2315/東証JASDAQ)

システム開発企業のCAICA(カイカ)は、仮想通貨の基幹技術としても知られる「ブロックチェーン技術」に対する知見を有しており、仮想通貨関連のシステム開発やコンサルティング、仮想通貨の投融資や運用などを事業として展開している。また、自社で仮想通貨を発行していることでも知られる。

ラクーンホールディングス(3031/東証1部)

ラクーンホールディングスは、電子商取引(EC)サイトの運営や決済サービスなどを手掛けている上場企業だ。掛売り取引の手間とリスクを解消する「Paid(ペイド)」というBtoB後払いサービスなどを提供しており、フィンテック銘柄としては本命の1社に数えられる。

近年急速に株価が高くなっており、2017年に500円台だった株価は2020年11月15日現在2,000円台を突破している。

ロードスターキャピタル(3482/東証マザーズ)

ロードスターキャピタルは不動産関連サービスを手掛けている企業だ。フィンテック事業としては不動産投資に特化したクラウドファンディング事業などを展開している。特筆すべき点は、2020年7月から現在にかけて株価が大きく跳ね上がっているところだ。

フィスコ(3807/東証JASDAQ)

フィスコは仮想通貨や株の情報を提供する情報サービス事業に力を入れている。近年は株価が厳しい状況にあり、右肩下がりの状況が続いているが、展開している事業領域の有望性を考えれば投資する価値も見出せる。

マクアケ(4479/東証マザーズ)

マクアケはクラウドファンディング大手として知られる東証マザーズ上場企業だ。同社のクラウドファンディングサイト「Makuake」は日本国内でトップクラスの人気を誇っているとされる。ヒット映画「この世界の片隅に」は同サイトで支援金を集めたことで知られる。

メタップス(6172/東証マザーズ)

フィンテック銘柄としてはメタップスも外せない。電子マネーやQR決済などを含めた決済ソリューションを展開しているほか、働いた分の給与をいつでも受け取ることが可能な給与即時払いサービス「CRIA」を提供していることでも知られている。

マネックスグループ(8698/東証1部)

投資に関するさまざまな事業を手掛けているのがマネックスグループだ。グループ会社としてはネット証券のマネックス証券や仮想通貨取引所の運営を行っているコインチェックなどがある。しばらく株価の下落傾向が続いていたが、2020年3月以降は回復傾向にある。

キャピタル・アセット・プランニング(3965/東証2部)

生命保険向けの資産管理プラットフォームなどを提供しているのが、キャピタル・アセット・プランニングだ。世界の金融ITサービス企業ランキングでトップ100にランクインしたこともあるなど、近年フィンテック企業として急速にその注目度を高めている。

ブイキューブ(3681/東証1部)

ブイキューブは企業向けにウェブ会議の配信システムなどを提供している企業だ。顧客に対する金融商品の紹介や説明をオンラインで行う際に役立つ「FinTech アダプター」を金融機関やFinTech事業者向けに提供することを、過去に発表している。

タスキ(2987/東証マザーズ)

タスキは東証マザーズに上場している企業で、給与前払いサービス「タスキDayPay」などを展開している。企業側は初期費用や月額固定費を0円で導入することができ、近年は利用企業が増加しているようだ。同社は2020年10月2日に上場したばかりである。

市場規模の拡大は引き続き継続

注目の投資セクターとして関心を集めているフィンテック。まだまだ先進技術による金融業界の革新は始まったばかりだ。市場規模の拡大は引き続き継続すると予想されるため、各社の決算や株価の推移に今後も目が離せない。

文・BUSINESS OWNER LOUNGE編集部