心身の健康は、仕事やプライベートを充実させるための大事な要素である。しかし自分の健康状態を把握しておくことはなかなか難しい。そこでおすすめしたいのが、iPhoneに搭載されている「ヘルスケア」アプリケーション(以下、「アプリ」という)だ。その機能は非常に充実しており、いつも使っているiPhoneで手軽に健康管理ができるため、iPhoneユーザーにはぜひ積極的に利用してほしい機能の一つである。

今回は、iPhoneのヘルスケアアプリで何ができるかを確認し、健康に大きく関係してくる「睡眠」についての機能を主に紹介していこう。本記事を参考に、自身の睡眠を管理して良質な眠りを実現してほしい。

目次

  1. ヘルスケア機能で睡眠時間や体調を管理
    1. ヘルスケア機能とは
    2. ヘルスケア機能で管理できる項目
    3. アクティビティ
    4. 睡眠
    5. マインドフルネス
    6. 栄養
    7. 体重
    8. 血圧・心拍数
  2. ヘルスケア機能で睡眠を管理
    1. 睡眠時間を記録
    2. 就寝時刻や起床時刻を設定しアラームでお知らせ
    3. 睡眠モードで通知off
    4. 睡眠スケジュールに合わせた就寝準備も設定できる
    5. 睡眠アプリとの併用で睡眠の深さを測定できる
  3. ヘルスケア機能を始めるには
    1. メディカルIDとプロフィールを登録
    2. 他アクセサリとの連携でより精度の高いデータを収集できる
  4. ヘルスケア機能で良質な睡眠を
    1. プロフィール

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ヘルスケア機能で睡眠時間や体調を管理

iPhoneのヘルスケア機能で睡眠への意識を高める!生活リズムが不規則な方におすすめ
(画像=PIXTA)

自身の健康状態を理解することで、日々の生活への意識を高めることができる。忙しいとなかなか生活習慣を見直すきっかけがないが、データとして可視化できると生活の改善点が見えてくるのではないだろうか。

そこで活用したいのがiPhoneに標準搭載されている「ヘルスケア」アプリだ。いつでもどこでも自身の健康管理できる便利な機能である。

ヘルスケア機能とは

iPhoneの画面の中に、ハートマークのアプリがあることをご存知だろうか。これがヘルスケア機能を持つアプリだ。ヘルスケア機能とは、その名の通り健康管理ができるアプリでありさまざまな指標で自分の状態を可視化することができるものである。

日々の睡眠時間や歩数、体重や摂取カロリーなどをノートなどに記録していると、いつかは面倒になってきてしまう。しかしヘルスケア機能を活用すれば、毎日使っているiPhoneでそれらのデータを非常に手軽に蓄積していくことができる。さらには、周期の予測、呼吸数や心拍数などの細かいデータも記録でき、自分の健康状態を多角的に分析できるだろう。

ヘルスケア機能で管理できる項目

ヘルスケア機能がiPhoneにもともと搭載されているアプリだからといってあなどってはいけない。管理できる項目が多く高機能であることが特長だ。主な項目をみていこう。

アクティビティ

「アクティビティ」は1日の活動量を可視化できる項目だ。蓄積されたデータは、その日の時間別や週・月・年単位でグラフ化されるため、自分の活動の傾向について把握することができる。アクティビティで主に管理できるのは、以下の項目だ。

・ウォーキング+ランニングの距離:iPhoneを保持している間は自動カウント ・歩数:iPhoneを保持している間は自動カウント ・上った階数:iPhoneを保持している間は自動カウント ・エクササイズ時間:早歩きと同等以上に身体を動かすと自動カウント ・ムーブ時間:Apple Watchと自動同期 ・ワークアウト:他アプリと連携すると自動同期 ・自転車の走行距離:他アプリと連携すると自動同期

歩数や上った階数は自分でなかなかカウントできないため、iPhoneを持っているだけで自動的にデータ化できるのは嬉しいポイントだ。エクササイズやワークアウトを日課にしている人も、ぜひ数値として確認してほしい。

睡眠

「最近疲れが取れない」という人は、睡眠時間が足りていない可能性が高い。その場合はヘルスケア機能の「睡眠」項目で管理しよう。睡眠項目では、就寝時間と睡眠時間のデータを蓄積してグラフ化してくれる。週や月での平均も測定できるため「今週は睡眠が足りなかった」などの発見があるかもしれない。

また睡眠の重要性や良質な睡眠のヒントも書かれており、自身の睡眠について考え直すきっかけにもなる。詳しい機能は後述するので、ぜひ参考にしてほしい。

マインドフルネス

忙しい日々を過ごしていると、興奮状態が続いてしまい常に緊張してしまう。結果としてなかなかリラックスできず、睡眠や精神状態にまで影響を及ぼすことがある。

そんなときは「マインドフルネス」の項目を使いたい。瞑想した時間を記録することができる機能なので、これを機に瞑想の時間を取り入れよう。深い呼吸で瞑想をして自分自身を見つめ直すことで、リラックスしたり頭がすっきりしたりする効果が期待できる。

Apple Watchや他のアプリとの連携も可能なので、リラックスタイムをさらに充実させたい場合は活用してみよう。

栄養

日々の食事や摂取した栄養を記録することは、ダイエットだけでなく健康管理にも役立つ。ヘルスケアアプリの「栄養」項目では、毎日の摂取した栄養を記録していくことができる。

特徴的なのは、管理項目の多さだ。エネルギー(カロリー)や水分量、カルシウムやビタミン類などさまざまな栄養素を記録できる。体調が優れないときに栄養項目を確認することで「鉄分不足だから貧血気味だ」などの原因が判明することもある。また他のアプリと連携することで、食事や食材から栄養素を導いて自動入力することも可能だ。

体重

ダイエットやボディメイクで重要な指標となる「体重」は、アプリ内「身体測定値」の中の「体重」という項目で、毎日の測定値を記録できる。記録した数値はグラフ化され、体重の増減を可視化することも可能である。データとして減量が実感できるとモチベーションもアップするのではないだろうか。 入力するときは測定した時間も一緒に記録できるため、朝と夜の増減値の分析もできる。

血圧・心拍数

生活習慣病の予防のために、ぜひ血圧や心拍数などの測定も日課にしてほしい。「心臓」項目では、血圧や心拍数などの数値を記録できる。心拍数は、Apple Watchや他のアプリとの連携も可能だ。身体の中で起こっていることはなかなか気づきにくいため、データとして確認しながら自分の身体を理解していきたいものだ。

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ヘルスケア機能で睡眠を管理

睡眠不足は心身の不調を招く原因となってしまう。iPhoneのヘルスケアアプリで睡眠時間を管理することで、より質の良い睡眠を実現することができるだろう。

睡眠時間を記録

「睡眠」の主な機能は睡眠時間の記録だ。週や月でグラフ化されて平均時間も算出されるため、自分の睡眠について理解することができる。睡眠データを確認することで、体調不良やイライラの原因が判明することもあるだろう。

就寝時刻や起床時刻を設定しアラームでお知らせ

起床時刻は決まっていても、就寝時刻はバラバラだという人も多いのではないだろうか。睡眠機能では、就寝時刻や起床時刻をセットアップすることによってアラームで知らせてくれる機能も搭載している。

また有効にする曜日も設定できる。仕事の日の睡眠スケジュールと、休みの日の睡眠スケジュールを別々に登録できるため、生活のリズムを整えるのに効果的だ。

睡眠モードで通知off

睡眠モードを有効にすることで、設定されている就寝時間になると自動的に「おやすみモード」になる。通知がoffになるため睡眠を邪魔されることがない。

さらに睡眠モードでは、iPhoneのロック画面にも通知が表示されなくなる。通知音を消していても画面に通知があるとついつい見てしまうが、睡眠モードを活用することで眠りを妨げる要因をなくすことができるのである。

睡眠スケジュールに合わせた就寝準備も設定できる

就寝時刻を設定していても、その時間にすぐ眠れるわけではない。その場合は「通常スケジュールとオプション」の「就寝準備」から時間を設定することで、就寝時刻よりも前に睡眠モードを起動できる。

また、寝る前に読書をしたり明日の予定を確認したりする人も多いだろう。iPhoneでは「就寝準備ショートカット」から就寝前のアクティビティを設定することも可能だ。

睡眠アプリとの併用で睡眠の深さを測定できる

最近では、眠っているときの呼吸や身体の動きをiPhoneが感知して眠りの深さを分析する睡眠アプリが提供されている。イビキや寝言を録音するアプリもあり、自分の眠っているときの状態をより正確に把握できるようになっている。

それらのアプリと併用したり連携したりすることで、睡眠時間を管理するだけでなく眠りの質も管理できるようになるだろう。睡眠は時間が長いほど良いというわけではないため、睡眠の深さも重視していきたい。

ヘルスケア機能を始めるには

iPhoneユーザーはぜひ活用してほしいヘルスケア機能を紹介したが、利用を始めるためには、最初に設定が必要となる。

メディカルIDとプロフィールを登録

最初に、メディカルIDとプロフィールの登録が必要だ。まずは「ヘルスケアプロフィール」から年齢や身体測定値などの基本情報を登録しよう。そしてメディカルIDを登録しておけば、自分に万が一のことがあったときにもスムーズに対応してもらえる。メディカルIDとは以下の項目を登録できる機能だ。

・病気やケガ ・アレルギー ・使用中の薬 ・血液型 ・緊急連絡先

メディカルIDは「ロック中に表示」をオンにすることでロックを解除せずに表示できるため、緊急時に救助者に大事な情報を確認してもらうことができる。またメディカル ID が自動的に緊急通報サービスと共有されるため、緊急対応もスムーズになるだろう。

他アクセサリとの連携でより精度の高いデータを収集できる

ヘルスケアアプリは、さまざまなアクセサリと連携できる。主な連携アクセサリはApple Watchだ。Apple社以外の製品でも、Bluetoothでデータをペアリングできるものもある。複数のデータソースがある場合には優先順位を変更させることができるため、正確なデータを最新の状態に保っておくことができるのだ。必要に応じて、ヘルスケアアプリと連携可能なアクセサリをセットで活用しよう。

ヘルスケア機能で良質な睡眠を

仕事のパフォーマンスや楽しいプライベートのためには、良質な睡眠で健康状態を高めることが大切である。iPhoneのヘルスケア機能で睡眠スケジュールを管理することで、今までバラバラだった睡眠時間を一定にしよう。

ヘルスケア機能は睡眠以外の項目も管理することができ、トータルで健康状態を把握し改善していくことができる。iPhoneを利用しているのであればヘルスケア機能を最大限に活用し、健康管理をしていこう。

文・野口和義(野口コンサルタント事務所代表)

プロフィール

野口 和義 (のぐち かずよし)

野口コンサルタント事務所代表。1983年生まれ。茨城大学情報工学科卒業。中小企業診断士、行政書士、経営革新等支援機関。 最大手ファーストフードチェーンでのマネジメント経験を活かし、組織改革・人事制度・事業計画策定を中心に中小企業の支援に奔走している。 持ち前のホスピタリティの高さから、顧客対応などの面でもお客様から高い評価を得ている。