富裕層の代名詞ともいえる高級車。実際、高級車に乗っている人は、富裕層が多いことには間違いないだろう。一方で、中小企業の社長であっても、高級中古車に乗っているケースもある。なぜ、中小企業の社長までも高級外車に乗るのだろうか。今回は、富裕層と高級車の関係について解説する。

目次

  1. 高級車は富裕層の乗り物?
  2. 中小企業の社長が高級車に乗る理由とは?
    1. 1. リセールバリューが高い
    2. 2. 節税になる
  3. 富裕層が好む、リセールバリューの高い車とは?
    1. 1. ベンツ
    2. 2. ポルシェ
    3. 3. フェラーリ
    4. 4. レクサス
  4. 車とお金の仕組みをしって、高級車をうまく活用しよう

高級車は富裕層の乗り物?

中小企業の社長はなぜベンツに乗るのか?富裕層と高級車のカラクリを解く!
(画像= Aleksei/stock.adobe.com)

ベンツやBMW、レクサスなどに代表される高級車。そういった高級車は、富裕層の代名詞ともいえるだろう。

実際にベンツやレクサスなどの高級車を保有している人の割合を見ると、いわゆる一般車に比べて、高所得の人が保有している割合は圧倒的に高い。1,000万円以上する高級車は、一般人にとっては高嶺の花といったところだろう。

一方で、中小企業や自営業の経営者が、高級車に乗っているというケースも少なくない。彼らは高所得者同様、多くの収入を得ているから高級車に乗れるのだろうか。

実は、それほど所得が高くなくても高級車に乗っているケースもある。完全に高級車所有=高所得者という図式が成り立つわけではないのだ。

中小企業の社長が高級車に乗る理由とは?

ではなぜ、中小企業の社長は高級車に乗るのだろうか。主な理由は以下の2つだ。

1. リセールバリューが高い

「リセールバリューが高い」とは、つまり資産価値が高いということだ。サラリーマンの目から見ると、車は「消費財」なのだが、経営者や資産家の目には「資産」として映るのだ。

例えば1,500万円の高級車と300万円の普通車があったとしよう。4年間車に乗ったとして、高級車は1,300万円、普通車は100万円で売れたとする。この場合、4年間で出ていくお金はどちらも200万円ということになる。その場合、どちらがよりよい投資だったといえるかは明白だろう。

高級車は常に需要が高い一方で、生産台数や輸入台数が少ない。こうした理由で、高級車によってはリセール価格が購入時に比べてほとんど落ちないばかりか、中には価値が上がるものもある。

2. 節税になる

節税も大きな理由の1つだ。

経営者や自営業の場合、車を個人ではなく法人で所有する手もある。法人税の支払いは、最終的な利益に法人税率を掛けることで計算される。自動車が必要経費として認められた場合、その分利益が圧縮できるのだ。「税金として消えていくくらいなら、車として残したい」と、高級車を買うケースもあるだろう。

さらに法人では、自動車は資産と見なされる。減価償却の関係から、新車であれば買ってから6年、中古車であれば償却した年数を引くことができる。さらに4年以上経過している場合は、残り2年分を一括償却できるのだ。

中小企業の経営者が2~3年で高級車を乗り換えるのは、ただの見栄や虚栄心ではなく、こういった税制面の事情が関係していることが多いと考えられる。

富裕層が好む、リセールバリューの高い車とは?

では、富裕層は、どういった高級車を選ぶのだろうか。具体的なメーカー4つを紹介する。

1. ベンツ

まずは、高級外車の代名詞ともいえるベンツだ。実際、ベンツは日本で一番多く販売されている輸入車でもある。

ベンツの魅力としては、ラインアップの豊富さが挙げられる。いわゆるコンパクトカーからSUVまで、日本車メーカーに負けないくらいのラインアップを日本でも展開しているのだ。予算に応じて豊富なラインアップから車を選べるのは魅力的だ。

また、輸入車の中でもリセールバリューが高いのが特徴だ。

2. ポルシェ

ベンツ同様、人気が高いのがポルシェだ。輸入車の販売ランキングでは9位前後とそこまで高いわけではないが、値段を考えると人気があるといえるだろう。

ポルシェの特徴は、スポーツカーでありながら、SUVであるカイエンやマカンなどのモデルを有することにある。事業用資産として車を保有する場合、実際に事業用に使用しているかどうかが、経費計上できるかどうかの判断基準になることがある。

SUVはスポーツカーに比べて、実際に事業用としても使いやすく、それがポルシェの人気を支えていると言ってよいだろう。

3. フェラーリ

乗っている人こそ少ないものの、知名度は抜群のフェラーリ。もちろんフェラーリの車体や哲学を好んで所有している人もいるだろうが、なんといっても特徴はリセールバリューの高さだろう。

2年落ちだと、どの高級車もある程度価格は下がるが、フェラーリはその中でも最も価格が落ちにくい。価格が落ちにくいどころか、状態が良いヴィンテージのフェラーリは、オークションで数十億円で取引されることもある。そのリセールバリューの高さが、フェラーリが選ばれる大きな要因なのだ。

4. レクサス

国産車で人気なのは、レクサスだろう。輸入車は確かに人気なのだが、一方で、故障したときに、部品の取り寄せなので手間がかかるのが難点だ。

一方で、レクサスは国産車でありながら、高級車の地位を獲得しており、比較的リセールバリューが高い。また、「国産が安心」という人がいるのも事実だ。

国産車で選ぶなら、レクサスは良い選択だと言えるだろう。

車とお金の仕組みをしって、高級車をうまく活用しよう

「高級車は高くて手が出ない」「無駄」という意見の人もいるかもしれない。しかし、リセールバリューや税金について考慮すると、資産価値の高い高級車は一般車よりも投資対象として優れているかもしれないのだ。

車とお金の仕組みを理解し、高級車を資産とすることを検討してみてはいかがだろうか。

文・BUSINESS OWNER LOUNGE編集部