「いつかはブラックカードを持ちたい…」、そう憧れている経営者は多いのではないだろうか。

ブラックカードはカード会社における最上位のクレカである。インビテーション(招待)制であるこのブラックカードを所持していれば、最高のステータスを証明できる。

この記事ではブラックカードのインビテーション受け取り条件やメリット、おすすめ3選などを詳しく解説していこう。

ブラックカードとは?

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ブラックカードを持つための条件とは?所有するための3つの大事なポイント
(画像=sumire8/stock.adobe.com)

ブラックカードは、カード会社の最上位カードであるとともに、インビテーション(招待)制で自分からは申し込みできないことが定義だといえるだろう。カードの利用実績などを元にカード会社が「最上顧客」と判断した人にだけ招待が届くわけだから、ブラックカードの所持は最高のステータスを証明することになる。

最高のステータスを証明するブラックカードは、サービスが充実しているかわりに年会費も高額だ。安いものでも5万円、高いものなら数十万円が年会費の相場となる。年会費のほかに、初年度は入会金数十万円がかかるカードもある。経済的に十分な余裕がある人でないと持てないのは間違いないだろう。

ブラックカードを最初に発行したのは、富裕層向けのクレカ会社として知られるアメリカン・エキスプレスだ。カード面が黒い招待制の最上位カード「センチュリオンカード」を1999年に発行したことにより、それ以降招待制の最上位カードは「ブラックカード」と呼ばれることとなった。

ただし、現在他のカード会社が発行しているブラックカードは、カード面は必ずしも黒色でない場合もある。また逆に「ブラックカード」の名前が付いていても招待制ではないケースもある。「とりあえずブラックカードを所持したい」と思う場合は、まずはそのような申込制ブラックカードを持つのもおすすめだ。

ブラックカードを持つための3つのポイント

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ブラックカードは基本的に招待制であるため、年収や職業などの詳しい条件は公表されていない。公式ホームページにブラックカードの記載をしていないカード会社も存在する。そのくらい謎に包まれているブラックカードだが、招待を受けた人などからの証言から、ブラックカードを持つための条件はある程度明らかになっている。その3つのポイントを以下でみていこう。

1. ゴールドカードを継続して使う

ブラックカードの招待を受けるためにまず重要なのは、そのカード会社の申し込み可能な最上位クレカを継続的に使うことである。最上位カードがゴールドカードならゴールドカードを、プラチナカードならプラチナカードを徹底的に使い込もう。

それでは、年間にどのくらいの金額を利用すれば、ブラックカードの招待を受けられるのだろうか。詳細は一切公表されていないため正確にはわからないものの、ランクが高いブラックカードは年間1,000万円程度の利用実績が必要だといわれている。海外旅行に年間10回以上は行き、その際の航空運賃やホテル代、食事代などをすべてカードで支払えば、そのくらいの額になるのではないだろうか。

そこまでランクが高くないブラックカードなら、年間の利用実績は200万円~300万円程度ともいわれている。また、年間の利用実績は数十万円ながら、同じカード会社を10数年継続的に利用したら、ブラックカードの招待が届いたという話もある。いずれにせよ、ブラックカード招待には、ある程度の金額の継続利用が必要であるのは間違いない。

2. 滞りなく返済する

次に、言うまでもない話だが、滞りなく返済していることも、ブラックカードの招待を受けるためには必要となるだろう。ブラックカードは一律の限度額は設定されない。利用者の信用に応じて限度額が定められる。信用が高い場合は数千万円、数億円の利用も可能だ。したがって、返済遅れなどの信用を毀損する行為は、ブラックカードを持とうと思うならば禁物だといえるだろう。

3. カード会社から招待を受ける

以上のように、基本的にブラックカードを入手する方法は、ある程度の金額を一定期間利用し、遅れのないよう返済しながら、あとはカード会社からの招待を待つしかないことになる。一定期間にかなりの額を使っても、招待がこないケースもあれば、思ったより少ない金額、短い期間での利用でも招待がくるケースもあるから、ブラックカードの招待は「運次第」といえるところもありそうだ。

ただし、このような運次第のブラックカード入手を確実にする方法も存在する。それはMastercard Black Cardなどの申込制ブラックカード(ラグジュアリーカード)を利用することである。Mastercard Black Cardは一般のブラックカードと同等の付帯サービスを受けられながら、申し込みをして審査を通れば利用が可能となる。

ただし、Mastercard Black Cardもハードルは決して低くない。年収は700万円~800万円程度が目安になるといわれているから、審査に通る自信がある場合のみの申し込みがよいだろう。

ブラックカードを持つ4つのメリット

ブラックカードを持つ4つのメリットをみていこう。

1. コンシェルジュサービスが利用できる

ブラックカードを持つ最大のメリットは、コンシェルジュサービスの利用ができることである。コンシェルジュサービス自体は、プラチナカードなどの上位カードでも設けられていることが多い。しかし、ブラックカードの場合には「24時間365日で利用できる」「専任の担当がつく」など、ワンランク上のコンシェルジュサービスが利用可能だ。

「Noと言わない」ことをモットーとする大手カード会社のコンシェルジュサービスがあることからもわかるとおり、コンシェルジュには自分でやると面倒なことを、丸投げで依頼することができる。たとえば、大人数での忘年会会場を予約する、繁忙期のホテルを探すなどは、実際にやってみるとかなりの手間がかかるものである。コンシェルジュサービスを利用すれば、これら面倒な手配もすべて丸投げで依頼が可能だ。

2. 高級レストランなどで割引がある

ブラックカードを利用していれば、高級レストランやホテルなどの割引での利用もできる。飛行機に乗れば、ビジネスクラスでの申し込みをファーストクラスにアップグレードしてくれることもあるだろう。ブラックカードを所持しているだけで、航空会社やホテル・レストランの上級会員資格が得られることもある。

また、非公開になっていて、そもそも紹介なしの予約が難しい店もある。そのような店でも、前述のコンシェルジュサービスを利用すれば、独自ルートでの予約をとってくれるケースもある。ブラックカード所持により、旅先での体験がますます豊かになるだろう。

3. 限定イベントに参加できる

カード会社は、ブラックカード保有者限定の富裕層向けイベントを数多く開催している。そのようなイベントへ参加が可能なのもブラックカードを持つメリットだ。

たとえば、芸能人やスポーツ選手などの有名人が参加するイベントや、国宝級の建物を貸し切りにして行われるイベントなど、一般の人には手が届かない、希少性の高いイベントに参加が可能だ。

4. その他充実した特典・サービスが利用できる

そのほかにも、ブラックカード保有者には充実した特典・サービスが提供される。たとえばリムジン送迎サービスは、レストランを利用した後、リムジンが自宅まで送ってくれる。

また、テーマパークなどではブラックカード保有者に優先搭乗を提供している。通常利用者が数時間並ぶ人気アトラクションでも、VIP専用入り口から入場し、全く並ぶことなく利用が可能だ。

ブラックカードで利用できる特典・サービスは、まだまだ様々なものがある。特典・サービスの利用により、プライベートタイムをますます充実させられることだろう。

いつかは持ちたい!憧れブラックカード3選

それでは「経営者ならいつかは持ちたい」といえる、憧れのブラックカード3選を紹介しよう。

1. アメリカン・エキスプレス・センチュリオンカード

ブラックカードの最高峰としてあげられるのは、やはりブラックカードの元祖であるアメリカン・エキスプレスの「センチュリオンカード」である。センチュリオンカードは、年会費は35万円+税とブラックカードの中でも最高額。さらに初年度は入会金50万円+税の支払いが必要だから、100万円近くがかかることになる。

センチュリオンカード保有者は、「No」と言わない専任コンシェルジュ2名がつくほか、24時間365日のコンシェルジュサービスも受けられる。最高峰のステータスとなることは間違いないだろう。

2. ダイナースクラブ プレミアムカード

アメリカン・エキスプレスと同様にやはり富裕層向けカードとして知られるダイナースクラブの「プレミアムカード」も、ブラックカードとしてのステータスは高いといえる。年会費は13万円+税で、センチュリオンカードより安いとはいえ、それでも十分高額だ。

ダイナースカードは「ダイナース(食事をする人)」の名前が付いているとおり、特にレストランなどに強みがある。グルメには必携のカードといえるだろう。招待を受けるための年間カード利用額は300万円程度といわれている。

3. Mastercard Black Card(ラグジュアリーカード)

申込制のブラックカードとしておすすめなのが、上でも触れたラグジュアリーカードMastercard Black Cardだ。サービス内容は一般のブラックカードと比較して遜色なく、24時間365日のコンシェルジュサービスやレストランへのリムジン送迎、予約困難な高級レストランや入手困難なプレミアムワインの会員専用枠などを利用できる。

年会費は10万円+税だから、これもブラックカードと同等だ。招待を待つのでなく、すぐにブラックカードを利用したい場合には、申し込んでみるのがよいだろう。

ブラックカードでワンランク上の体験を楽しもう

カード会社の最上位カードであるブラックカードは、経営者ならいつかは持ちたい、最高のステータスを証明するものである。利用のためのハードルや年会費は高いものの、それに見合った納得の行くサービスを存分に受けられる。

経営者にとって旅先やプライベートの場で、信用に見合ったサービスを受けられることは重要だ。そのためには、ステータスの高いブラックカードの保有が近道である。すぐにブラックカードを利用したい場合には、Mastercard Black Cardなどのラグジュアリーカードを利用するのがおすすめだ。

プロフィール

ブラックカードを持つための条件とは?所有するための3つの大事なポイント
(画像=金城 寛人)

金城 寛人 (きんじょう ひろと)

株式会社エルニコ執行役員・中小企業診断士。1985年生まれ。沖縄県出身。青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科卒業後、前職の外資系メーカーに入社。事業開発部に従事し、アジア圏の新規事業プロジェクトに参画し、同社にてMVP(Super Hero’s)を受賞。現在は、経営コンサルティング事業を推進し、新規事業、組織の仕組みづくり、販路開拓、施策活用、経営相談窓口など毎月約70社以上の中小企業の経営支援を行う。