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(画像= PIXTA)

目次

  1. 自分の市場価値を上げるポータビリティスキル
  2. ポータビリティスキルとは?
  3. 仕事の進め方(コンセプチュアルスキル)とは?
  4. 対人関係(ヒューマンスキル)とは?
  5. 異業種・未経験への転職が増えている
  6. ポータビリティスキルをどのように身に付けるか

自分の市場価値を上げるポータビリティスキル

市場で生き残るためには以前よりも汎用性の高いスキルが必要だ。そこで身に付けたいスキルがポータビリティスキル。

手に職を付けることももちろん重要かもしれないが、単一の技術は機械化されやすいのも事実。たとえばプログラミングスキルなどは一生食べて行けるスキルに思えるかもしれないが、実際はもっとも機械化されやすい分野と言っても過言ではない。

そこで今回は、ポータビリティスキルとは何か、どのように身に付けるか、といったことを解説する。

ポータビリティスキルとは?

ポータビリティスキルとは、「持ち運びできるスキル」つまり職場や職種の垣根を越えて通用するスキルであり、ポータブルスキルと呼ぶ場合もある。

転職市場で求人サイドのニーズとミドル層のマッチングにあたっては、従来重きを置かれていた「専門性」よりむしろ、新しい職場に順応できる適応能力と同時に、「ポータビリティスキル」が求められる。

ポータビリティスキルは、大きく分けて、「仕事の進め方(コンセプチュアルスキル)」と「対人関係(ヒューマンスキル)」で構成される。

仕事の進め方(コンセプチュアルスキル)とは?

複雑に絡み合った事実関係の全体像を体系的にとらえて本質を掴む能力で、業務マネジメントには欠かせないスキルである。

具体的には、現状把握(情報収集と整理)、事業・組織が抱える課題抽出、計画策定、進捗管理、論理的な思考力、組織間の影響力行使といった能力を指す。

コンセプチュアルを身に付けたビジネスマンは、組織が抱える本質的な課題の抽出、迅速な意思決定、顧客や市場が求めている本質的なニーズの把握といった場面でその能力を発揮する。

対人関係(ヒューマンスキル)とは?

単純なコミュニケーション能力ではなく、周囲との円滑なコミュニケーションを通じ、良好な関係性を構築したり、チームや組織のモチベーションを高めることができる能力を意味する。

具体的には、傾聴力・質問力といった「聴く力」、自分の考えや意見を相手と共有する「伝える力」、意義ある結論に向けて会話をリードする「ファシリテーション」スキル、WIN-WINの合意を目指す「ネゴシエーション」スキル、目標に向けて周囲のやる気を引き出すリーダーシップを指す。

ヒューマンスキルを身に付けたビジネスマンは、得意先や顧客との良好な信頼関係構築や、部下・後輩の動機付け・OJT・業務アサイン、上位者からの支持取り付けといった場面でその能力を発揮する。

異業種・未経験への転職が増えている

厚生労働省発表の2018年9月の有効求人倍率は、バブル期の1.46倍を超えて1.64倍に達し、正社員の有効倍率も1.0倍を上回った。ただ直近は新型コロナの影響から有効求人倍率は1.04倍、正社員の有効倍率は0.78倍となっている。(※厚生労働省「一般職業紹介状況(令和2年8月分)について」より)

新型コロナで状況は一変したが、中高年の求人数は近年増加傾向にあった。しかし、中高年の転職が活発といっても、いざ一歩踏み出す時、自分が果たして「つぶしが利く」のか、多くの人が不安に感じるであろう。そこで鍵を握るのが「ポータビリティスキル」である。

ポータビリティスキルをどのように身に付けるか

上司の指示に忠実に従い、粛々と業務をこなしているだけでポータビリティスキルは身につかない。具体的にどういったスキルをいつまでに身に付けるか、自分で目標を設定し、PDCAのサイクルを回していくことが欠かせない。できることなら、自分のキャリアプランを立て、ポータビリティスキルが身にきやすい職場を経験できる機会を自ら作り出したいところだ。

文・BUSINESS OWNER LOUNGE編集部