美容は今や、女性だけでなく男性も気にかけるのが当たり前の時代。そんな中、改めて注目したいのが、「水」の美容効果だ。水を飲むことは美容や健康に良いと言われて久しいが、具体的にどのような効果を得られるのかを知らない人も多いのではないだろうか。
今回は、水からどういった効果を得られるのか、また美容のための正しい水分補給方法について解説する。
目次
水には美容効果があると言われる3つの理由

美容について考える時、まず意識したいのが「水」だ。水は人間の身体の約60%を占めており、人間にとってなくてはならないものだ。水には高い美容効果があると言われているが、実際にどのような効果があるのかを知らない人も多いのではないだろうか。具体的な効果は以下のとおりだ。
1.代謝を高める
水を飲むことで代謝が良くなり、血液がサラサラな状態になる。その結果、血液を通じて栄養が身体中に生き渡るのだ。さらに、細胞の新陳代謝が良くなる効果がある。吹き出物やシミのような、細胞の新陳代謝が原因で起こるトラブルに水は有効なのだ。
2.便秘の解消になる
水は、身体中の老廃物を洗い流す効果がある。水をたくさん飲むことで老廃物が洗い流され、身体を若々しい状態に保てるのだ。故に水分不足は、便秘の要因にもなり得るのだ。
3.体温調節にも役立つ
人間は汗などを通じて、体温調節を行う。つまり身体中に水分が足りないと汗が出にくくなり、体温調整がうまくできなくなるわけだ。その結果、美容はもちろん健康面にも影響を及ぼしかねない。その重要な役割も水が担っているのだ。
水を美容に効かせるためのポイントとは?
健康や美容に効果のある水だが、闇雲に水分をとればいいというわけではない。では、どのように水を摂ればいいのだろうか。
水は1日2.5リットルが理想
まずは、1日にどれくらいの水を飲めばいいのだろうか。それを知るには、水分が1日にどれくらい身体から出ていくかを知る必要があるだろう。
一般的な成人の場合、尿を通じて1日に1リットル、便で200ミリリットル、不感蒸泄(目に見えない汗など)で700〜900ミリリットルの水分が身体から出ていくと言われている。つまり、何もしていなくても、2リットル以上が身体から出ていくのだ。そのため、身体の水分をキープするには、最低2リットル、できれば2.5リットル以上の水を飲みたいところだ。
水道水でも美容に効果はある
水分をとる目的が体温調節や老廃物の洗い流しであれば、水道水でも基本的に問題はない。しかし、美容と言う観点にたつと、ミネラルウォーターのほうが効果が高いだろう。
ミネラルウォーターには、身体を弱アルカリ性にする効果がある。人間の身体は弱アルカリ性だが、ストレスなどによって弱酸性になることがあるのだ。そういった時、ミネラルウォーターをとると、老廃物を洗い流すとともに、身体を弱アルカリ性に戻してくれるのだ。
お茶やコーヒーは水分にならない
では、お茶やコーヒーなどを水分として摂取するのは、美容を考えるとあまりお勧めはできない。理由は、お茶やコーヒーにはカフェインが含まれているからだ。 カフェインには興奮作用があるが、同時に利尿作用もある。つまり、カフェインをとってしまうと、より身体から水分が出やすくなってしまうのだ。そのため水分補給という形では、お茶やコーヒーは向いていない。どうしても飲みたいのであれば、デカフェのものを選ぶとよいだろう。
水を毎日飲み続けるコツは?
しかしながら、毎日2リットル以上の水を飲み続けるのは大変だ。そのため、毎日水を飲むためには、ある工夫をすることが重要だろう。水を飲み続けるために、ちょっとしたコツをいくつか紹介する。
水分の摂取量を記録する
その日飲んだ水の量を記録することで、継続して水を飲みやすくなる。飲んだ量を可視化できるためモチベーションになると同時に、水を飲むことにゲーム性を持たせるわけだ。まずはコップ何杯、ペットボトル何本という単位でもいいので、飲んだ水の量を記録してみてほしい。
水を飲むタイミングを決める
水を飲むタイミングを決めることで、ルーチン化することができる。たとえば寝る前や起きた後、トイレに立った時などだ。
水を飲むことをルーチン化することで、飲む量を増やすというのも1つの作戦だろう。特に寝ている時は、汗をかいて意外と水分が出ていくので、寝る前の1杯は習慣にしたいところだ。
マイボトルを持ち歩く
マイボトルを持ち歩くことで常に水を飲める状態になり、気軽に水分を摂ることができる。一気に多量の水を飲むのは難しいが、こまめに摂取すれば2リットルは決して不可能な数字ではないのだ。
水を味方にして美容を保つ
我々の身体の60%が水でできているように、水は私たちの生活には欠かせない。そして、うまく活用すれば美容にも活かすことができるのだ。いわば低コスト、かつ高効果な化粧品ともいえる水。様々な工夫をしながら、1日2リットル以上を摂取するよう心掛けたい。
文・Business Owner Lounge編集部